糖質 カット

糖質のカットは避けるべき

30代の男性の1日の栄養所要量を2000キロカロリーとしよう。
日本人の食事摂取基準では、このうち炭水化物に含まれる糖質で賄うエネルギーは、最低でも50%以上がよしとされている。
すなわち、1000キロカロリー分だ。

 

このうち、約7割の700キロカロリー分は自動的にグリコーゲンなどに変換されて筋肉に回される。
一方で、1日約400キロカロリーの糖質が脳のエネルギーとして必要不可欠といわれている。

 

となると計算上、1000キロカロリー分の糖質補給では足りないことになる。
その不足分をどうするか。
カラダは仕方なく筋肉を分解して糖を新たに作り出し、脳のエネルギーに回す。
あるいは、少ないエネルギーでもやっていけるよう、ひたすら代謝を落とす。
どちらにしろ筋肉は減り、活動量は低下して、エネルギーを効率よく回せないカラダになってしまうのだ。

 

といって足りない糖質分のエネルギーをタンパク質で賄うというのは、おすすめできない。
脳はそもそも糖質のみをエネルギーとして必要としているし、タンパク質は本来カラダをつくる材料。
脳と筋肉に十分なエネルギーを供給するためには、糖質のカットは絶対に避けるべきなのだ。

 

また、糖質の摂りすぎが即、脂肪合成につながるというのも大きな誤解。
脂質以外の栄養素を多少増やしたところで、すぐに肥満につながるわけではない。
増えた分の糖質やタンパク質はきっちり消費されることが分かっている。

 

朝はしっかり糖質を摂って脳とカラダに活を入れて、交感神経にスイッチを入れる。
仕事ははかどり、ランチも美味しく食欲は進む。
なに、夜までにはすっかり消費されてしまうので少々食べ過ぎても心配ご無用。

 

そしてカラダのモードが副交感神経にスイッチする夜は、低脂質の和食を味わう。
自律神経が元気にしていれば、ちゃんと満腹感も感じる。
極端に痩せる為ではなく、太らない体を作る。
そんな理想の食生活を身に付けたい。